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インハウスマーケティング[コラム]

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2024年6月9日

企業YouTube登録者の増やし方とは?

企業YouTube登録者の増やし方とは?

SNSの活用が企業にとって重要になる中、YouTubeも企業の有力なプロモーションツールとなっています。しかし、登録者を増やすのは簡単なことではありません。本記事では、YouTubeで企業の認知度を高め、登録者数を伸ばすための戦略をご紹介します。


目次-------------------------------------------------------------------------------------------------

1. 魅力的なコンテンツを作る極意

2. 再生リストで視聴を促進する秘訣

3. 広告の活用で新規ユーザーに効果的にリーチ

4. アナリティクスで改善のヒントをキャッチ

5. まとめ

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1. 魅力的なコンテンツを作る極意


■視聴者ニーズを第一に考えた価値あるコンテンツ

企業のYouTubeチャンネルで最も重要なのは、視聴者にとって魅力的で価値のあるコンテンツを作ることです。自社の製品やサービスを押し付けるのではなく、視聴者のニーズに寄り添った内容を提供する必要があります。例えば、製品の特徴や使い方を分かりやすく解説するチュートリアル動画は大変有用です。視聴者は製品を上手に活用できるようになり、企業との信頼関係も深まります。


■業界の専門知識を発信して認知度アップ

また、業界の最新動向や専門知識を提供する動画も視聴者から歓迎されます。自社の専門家にインタビューを行い、その見識や経験を発信することで、企業の信頼性と専門性がアピールできます。このような付加価値の高いコンテンツを作ることで、視聴者は自然と企業に興味を持ち、ファンになっていくでしょう。


■クオリティの高い内製動画を低コストで

優れた動画コンテンツを作る上で重要なのは、制作品質の維持です。しかし、外注するとコストがかさみがちです。そこで有効なのが、社内のスタッフでクオリティの高い動画を内製化することです。最近のデジタル機器の性能向上や、動画編集ソフトの充実により、プロ並みの映像が手軽に作れるようになってきました。社員に動画制作のスキルを付けさせることで、優れた動画を、コストを抑えて量産できます。


■ターゲットに適した具体的な動画テーマ選定

では、具体的にどのようなテーマの動画を作ればよいでしょうか。ターゲットとする視聴者像に合わせて、以下のようなアイデアが考えられます。製品やサービスを実際に使用している顧客の体験談や成功事例、新機能の紹介、よくある質問への回答集、業界の動向や最新トピックスに関する解説など、明確な課題解決や付加価値を提供できるコンテンツが求められます。


■社内のスペシャリストや熱心なファンを動員

このように、質の高い動画を社内リソースで作り上げるには、社内のスペシャリストやYouTuberの力を借りるのが効果的です。製品・サービスの開発者やエキスパート社員に出演してもらったり、ファン層の中から発信力のある人材を見つけ出し、彼らに起用することで、説得力のある動画が作れます。内部の人材を有効に活用できれば、コストをかけずに高品質のコンテンツを持続的に生み出せるはずです。



2. 再生リストで視聴を促進する秘訣


■視聴者の関心を途切れさせない再生リストの活用

YouTubeでは、視聴者の関心が次第に途切れてしまうのが課題です。そこで活用すべきが再生リストです。関連する複数の動画をまとめて提供することで、ユーザーが次々と自然に次の動画に進んでいけるようになります。閲覧履歴に基づいてYouTubeが自動で再生リストを生成してくれるので、あらかじめ意識しなくてもスムーズに次の視聴につながります。


■動画の組み合わせで連続した視聴を促進

再生リストを効果的に活用するには、適切な動画の組み合わせが重要です。例えば、製品の概要を紹介する動画の後に、詳しい機能説明や使い方の動画を配置する、というように内容を段階的に深めていけば、視聴者は自然と次の動画を視聴したくなるはずです。さらに、「次に見る動画」の欄にも関連する動画を推薦しておけば、視聴の連鎖がさらに続きやすくなります。


■チャンネル登録を促して継続的な視聴を実現

このように再生リストで視聴の連鎖を生み出した上で、最後の動画で視聴者にチャンネル登録を呼びかけましょう。「新しい動画を見逃さないように、ぜひチャンネル登録をお願いします」などと呼びかけることで、視聴者はその場でチャンネル登録ボタンを押しやすくなります。一度登録してくれれば、以降の新しい動画の視聴が見込めるようになり、継続的な視聴者の確保につながります。


■人気動画を起点に新たな再生リストを生成

再生リストの構築は、人気動画を活用することも有効です。企業チャンネル内で高い視聴数を誇る動画を中心として、関連する動画を再生リストに組み込めば、新規ユーザーが見つけやすくなります。人気の高い動画に視聴者がたどり着けば、そこからリンクで次々と関連動画を視聴してもらえる可能性が高まります。つまり、既に多くの視聴者に支持された動画を、新規視聴者の取り込み口にすることができるのです。


■視聴傾向を分析し、リスト構成を最適化

再生リストを上手く活用していく上では、データ分析も重要になってきます。YouTube の分析ツールで視聴者の行動を詳しく追跡し、どの動画の組み合わせが高い視聴率を生んでいるかを把握します。さらには、視聴ドロップオフの多い箇所は何かを特定し、リスト構成の改善につなげていきましょう。定期的に分析を重ね、効果的な動画の並び順を探っていくことが、視聴促進と登録者増加の鍵を握ります。



3. 広告の活用で新規ユーザーにリーチ


■YouTube広告で新規視聴者の誘導が可能

YouTubeには様々な広告形態があり、これらを上手く活用することで、ターゲットユーザーに向けて動画コンテンツをプロモーションできます。まずは多くのユーザーの目に触れるインストリーム広告が有効でしょう。これは動画の冒頭に表示される広告で、強制的に視聴させられるため視認性が非常に高くなります。自社の魅力的な動画コンテンツを新規ユーザーに見てもらうきっかけになります。


■ディスカバリー広告で関心ユーザーにリーチ

さらに、ディスカバリー広告という形態も新規ユーザー獲得に適しています。これはユーザーの過去の検索履歴や関心に基づいて、YouTubeからサジェストされる広告です。ユーザーの興味関心にマッチした形で動画がレコメンドされるため、クリック率が高くなる傾向にあります。ターゲティング機能を活用してユーザーの属性を絞り込めば、より効果的なリーチが可能です。


■広告運用でコストパフォーマンスを最適化

広告を出稿する際は、適切なコスト設定も重要です。インストリーム広告はCPV(視聴課金)、ディスカバリー広告はCPCやCPM(インプレッション課金)など、様々な課金形態が選べます。まずは小規模で様子を見ながら、徐々にコストをかけていくのがよいでしょう。また、YouTube広告は詳細なレポートが得られるため、クリック率やコンバージョン率を確認しながら、コストパフォーマンスを最適化していけます。


■動画コンテンツの内容で広告効果が変わる

広告の効果を最大化するには、動画コンテンツの内容にも気を配る必要があります。単に製品の宣伝だけでは視聴者の関心を引きにくいでしょう。視聴者の課題解決につながる実用的な情報や、ユニークな企画、おもしろいエピソードなど、見応えのあるコンテンツでなければ広告効果は期待できません。そのため事前に動画制作時から、「視聴者にとってどのような価値があるか」を意識することが大切になります。


■オーディエンスの絞り込みとリターゲティング

新規ユーザーに向けた広告では、まずはオーディエンスの絞り込みが重要です。業種や製品カテゴリーに関心がある層や、ライフステージなどで層別し、適切にターゲティングすることが求められます。また、企業サイトの訪問者や、YouTubeチャンネルにすでに訪れたユーザーをリターゲティングする手法もあります。一度興味を持ってくれた層に対してリーチすれば、より効果的なコンバージョンが期待できるからです。



4. アナリティクスで改善のヒントをキャッチ


■YouTube分析機能を活用して視聴動向を把握

YouTubeチャンネルの運用においては、アナリティクスツールを最大限に活用することが重要です。YouTubeは視聴者の行動データを詳細に記録しており、動画ごとの再生回数、視聴時間、視聴率などを確認できます。こうしたデータを定期的に分析することで、どのようなコンテンツが評価されているかを把握し、改善のヒントを得ることができます。


■人気動画の特性を探り、成功要因を抽出

例えば、再生回数や視聴率の高い動画と低い動画を比較してみましょう。人気動画には、おそらくターゲット層のニーズにマッチした内容や、タイトル・サムネイルの工夫など、何らかの共通点が見られるはずです。これらの特性を明らかにし、成功要因を抽出することで、今後の動画製作の参考にできます。さらに、評価の高い動画に類似したコンテンツを意識的に投稿すれば、確実に視聴者の獲得につながるでしょう。


■視聴ドロップオフを防ぐ改善ポイントを発見

アナリティクスデータを分析する上で重要なのが、視聴ドロップオフ(視聴の中断・離脱)の把握です。動画の途中で多くの視聴者が離脱している箇所があれば、その時間を確認することができます。その時間付近のコンテンツを改善することで、離脱を防げる可能性があります。例えば、話の展開が分かりづらい部分を手直しする、冗長な説明を省く、集中力が切れないよう動画編集を工夫するなどの対策が考えられます。


■属性別の視聴動向で新たなターゲットに着目

YouTubeアナリティクスでは、視聴者の年齢、性別、居住地などの属性データも把握できます。属性別に視聴動向を見ていくと、特定の層に支持されているコンテンツや逆に関心の低い層もわかります。これらの分析結果を基に、新たなターゲット層を設定し、その層向けの動画コンテンツを投入することで、新規視聴者の獲得が期待できます。


■動画単位の分析にとどまらず全体最適化を

アナリティクスデータの活用は、個別の動画分析にとどまらず、全体的な改善にも役立ちます。例えば、再生リストの組み合わせが不適切で視聴の連鎖が途切れている場合、リスト構成を見直す必要があります。また、注目度の低い動画投稿時間を見つけ出し、時間帯を変更するなどの対策も考えられます。YouTubeマーケティングにおいては、このように常に全体最適化の視点を持つことが肝心です。


■PDCAサイクルを回し、継続的に改善を重ねる

データ分析を活かしてチャンネル運営を最適化していく上で大切なのは、PDCAサイクルを確実に回すことです。分析結果に基づき、動画の企画・制作や配信戦略に対して改善を施す。そして再びデータを取得し、効果を確認する。この一連のサイクルを継続的に実施することで、確実にチャンネルは進化していきます。定期的な分析と、絶え間ないブラッシュアップの積み重ねが、企業YouTube成功の鍵を握っているのです。



5. まとめ


企業がYouTubeでファンを獲得し、登録者数を伸ばすには、質の高いコンテンツ作り、効果的な配信、そして継続的な改善が不可欠です。まず、視聴者のニーズに合った付加価値の高い動画を作ることが重要です。製品の使い方や業界の専門知識を分かりやすく解説するチュートリアル動画や、顧客の体験談など、課題解決につながる実用的な内容が求められます。コスト抑制のためには、社内スタッフによる内製化や、熱心なファン、専門家の協力を得るのが有効です。


次に、動画の連続視聴を促進する再生リストの活用や、YouTube広告による新規視聴者の獲得が効果的です。関連する複数の動画を再生リストでまとめ、視聴の連鎖を作り出します。その最後でチャンネル登録を呼びかけることで、継続的な視聴につなげられます。また、ターゲティング機能を活用したインストリーム広告やディスカバリー広告を上手く運用すれば、効率よく関心層にリーチできます。


そして何より大切なのが、YouTubeアナリティクスを活用した分析と改善の継続です。人気動画の特性を探り、成功要因を次のコンテンツに活かします。視聴離脱の多い箇所を特定し、編集を見直すなど、PDCAサイクルを回して絶え間なく最適化を重ねることが肝心です。このように、適切なコンテンツ設計、効果的な配信戦略、そしてデータ分析に基づくブラッシュアップを組み合わせることで、着実に企業のYouTubeチャンネルは成長し、より多くの登録者を獲得できるはずです。



 

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この記事を書いた人

 

ウェブガク|インハウスマーケティング編集部[ウェブガク教授]

1000社以上のWebマーケティングの現場を知り、900名以上のウェブ人材を育成した経験を以て、インハウスマーケティングの伝道師として、企業支援|SNS|動画|メルマガ|ウェビナー講師で幅広く情報を発信。インハウスマーケティングの基本的な考え方や最新情報、実践的なノウハウを求めるマーケター、ウェブ担当者、広報担当者、経営者向けに情報発信しています。

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